ブログ

ブログ

遠居の方、物件オーナ必見!高齢者の見守りサービスとは?知識を付けて利用しよう

見守りサービスとは?

1.1.見守りサービスの定義

見守りサービスとは、離れて暮らす高齢者の様子を見守るサービスのことを言います。サービスの種類によって、安否確認や緊急時対応などが行えるサービスもあります。この様なサービスを利用することにより、家族や親しい人が遠くにいても、安心して生活を送ることができ、はなれて暮らす家族も不安の軽減が出来ます。見守りサービスには、定期的な電話連絡や訪問、センサーを使った監視システムなど、多岐にわたる方法で提供されていますが、介護保険適用外であるため、経済的負担が発生し、自主的なサービスとなっています。また、見守りサービスは比較的新しいサービスであるため、一般的な認知度が低く、何らかのきっかけが無いとサービスを受けたいと思われない傾向にあります。お体が悪くなってから検討するのではなく、万が一に備えて、たとえ健康でも保険的な考え方での加入をお勧めします。

1.2.見守りサービスの必要性と効果

見守りサービスは、毎日を安全に安心して生活できるよう、サポートするサービスです。今の生活環境が次に項目に該当する方は、特にサービスの利用を検討することをお勧めします。あてはまる項目が多い人ほど、加入の必要性・緊急度が高いということになります。

  • ●近くに家族や知人が居ない。
  • ●一人暮らしを始めた。現在、している
  • ●最近、大病を患らわった。持病がある。
  • ●比較的、引きこもりがちである。
  • ●日々の生活で困りごとがある。
  • ●毎日、不安を感じる。 など

また、利用するサービスの種類によって異なりますが、サービスを利用することにより次のような効果があります。

  1. ●自宅内でお体の急変や怪我などで助けを呼びたい場合、運営するコールセンターと連絡が取れる。場合により、救急搬送要請も行ってもらえる。
  2. ●自宅に設置したセンサーなどにより、日々の生活の様子を離れた家族が見ることが出来る。また、普段と様子が異なる時は、登録された家族や知人へアラートの連絡が入る。
  3. ●離れて暮らす家族などは、スマホなどで好きな時に様子の確認ができる。
  4. ●週末など、自分の時間とお金を使って、見に行く機会を減らすことが出来る。
  5. ●頻繁に訪問や電話などを行わなくても済む。
  6. ●利用者も家族も安心感が得られる。
  7. ●利用者は見守り者と常につながっているため、孤独感が薄くなる。
  8. ●家族間での煩わしさが減る。 など

ですから、見守りサービスは、利用者またはご家族のいずれかが必要性を感じたら、すぐに加入する検討を始められることをお勧めします。早期に使用開始することにより、後悔する様な状況の発現を未然に防ぐことが出来るからです。検討するにあたり、以下、サービスの種類と特徴について説明していきます。

2.見守りサービスの種類と特徴

2.1.訪問型見守りサービス

訪問型見守りサービスは、定期的にスタッフが高齢者の自宅を訪問し、直接的に高齢者の様子や健康状態などを確認し、その内容を家族にレポート(連絡)するサービスです。直接スタッフが面会するので、安心感があり、レポート内容も正確性が高い内容となっています。運営している業種は、郵便局や電気・ガス・水道関連の会社や在宅介護の会社が提供していることが多いです。利用者も定期的にスタッフが訪問してもらえるので、孤独感の軽減がはかれ、精神的なサポートに繋がっています。

2.2.センサー型見守りサービス

センサー型見守りサービスは、使用するセンサーによりサービス内容が異なりますが、基本的には、センサーからの情報をシステムが判断して、見守る人に普段と異なることをアラート(異常)として伝えるサービスです。センサーからの情報を取得するため、インターネットや通信SIMなどの通信環境が必要となります。具体的には次のようなセンサーを使用しています。

(1)人感センサー

 お部屋に設置した人感センサーにより、24時間365日切れ目なく人の動きをモニタリングするサービスです。普段とは異なる動きを感知した際、見守り者や運営会社のコールセンターなどにアラートを伝えるサービスです。特に、お部屋で動けなくなったことをいち早く知ることが可能です。

(2)パッシングセンサー

 センサーの前を人が横切ったときに反応するセンサーです。自宅内や施設内での特定場所への移動を監視するときに使用します。通常、動きを感知しない時に動きを感知したと時、アラートを発信するサービスです。

(3)ドアセンサー

 ドアに開閉センサーを付けて、部屋から出た、トイレや浴室に行ったなど、行動を監視するセンサーです。例えば、認知の人が部屋から出た、家から出たとかトイレに全く行っていないなど、監視目的によりアラートの条件を決めて、見守り者へ通知するサービスです。

 また、冷蔵庫などにもつけて、使用頻度(ドアの開閉)のデータを取り、アラートを出すサービスもあります。

    

   

(4)ベッドセンサー

ベッドセンサー

 施設や病院など、ベッドの足元にセンサーマットを置いて、離床したことをセンサーが判断し、見守り者に通知するサービスです。一人暮らしをされている家庭ではあまり利用されていませんが、使用するときは同居者が居る場合が多いです。

    

 

(5)スマートメータ

スマートメーター

 電気、水道やガスメータに接続するセンサーです。普段と使用内容が異なる時、見守り者にアラートとして通知するサービスです。

以上のように、各センサーなどが発信する信号をシステムで条件を設定してアラートを発信するサービスです。このアラートは、システムが判断し、自動で家族やコールセンターに通知します。このセンサータイプのサービスは、24時間365日切れ目なく実施されるサービスです。また遠方に住む家族へ知らせるだけでなくスマートフォンやタブレットで気軽にいつでもリアルタイムで状況をアプリやクラウドで確認出来る特徴があります。

 

    

2.3.オート電話・メール見守りサービス

オート電話見守りサービスは、定期的に自動で電話をかけて高齢者の安否を確認するものです。高齢者が電話に応答しない場合、家族やサポートセンターに通知されます。電話を着信されると定型の自動音声が流れ、音声ガイダンスに従い、質問の回答をプッシュボタンで答えるパターンのサービスが多いです。また、メール見守りサービスは、受信メールにある質問に回答を入力して返信します。このサービスは、ほとんど人が介入せず、自動で全て行われるサービスです。ですので、比較的コストが安く、手軽に導入できることが特徴です。

2.4.カメラ型見守りサービス

カメラ型見守りサービスは、自宅に設置されたカメラを通じて高齢者の様子をリアルタイムで監視するものです。映像は家族やサポートセンターが確認でき、異常が発生した場合にはアラームが作動します。カメラの映像を通して、安否確認や異変の早期発見などが可能です。センサー型と異なり映像による確認が可能であるため、どのような異変が起きたのかがわかります。サービスにより、映像と共に会話も楽しめるサービスもあります。ただし、プライバシーの問題があるため、設置場所や利用方法には注意が必要です。

2.5.宅配型見守りサービス

宅配型見守りサービスは、指定の日や時間に食事や生活必需品を配達するとともに、高齢者の安否確認も同時に行うサービスです。訪問サービスと同じように、配達員が直接やり取りを行い、利用者の健康状態やその時の様子を確認します。また、異常があればすぐに対応できます。このサービスは、日常生活に必要な物品も確保できるため、生活の質を維持するのに役立ちます。サービスの種類により、高齢者の健康に配慮したメニューなども提供されるため、一人暮らしで偏りがちな食生活をサポートでき、食事から高齢者の健康面を保てるというメリットもあります。

3.見守りサービスのメリットとデメリット

3.1.訪問型のメリット・デメリット

訪問型見守りサービスの最大のメリットは、直接的な対話とサポートが得られる点です。専門のスタッフが直接高齢者の様子を確認できるため、安心感が高いことです。そのため高齢者の状態を詳しく確認でき、必要なサポートを提供できます。何よりも、高齢者の話し相手になってもらえることにより、精神的なサポートも得ることできます。しかし、このサービスの最大の欠点は、予め決められた日、時間に訪問するため、訪問以外は全く見守りが出来ないということです。他に状況別の欠点としては、①転倒事故や急病などの緊急時の対応には向いていないこと ②訪問は人が行うサービスなので、1回の単価が高く、訪問頻度が増えるほど料金が高くなること 等が挙げられます。また、高齢者の中には訪問をわずらわしく思う方もおられます。訪問の頻度が限られることもあり、コストパフォーマンスが良いサービスとは言えないでしょう。

3.2.センサー型のメリット・デメリット

センサー型見守りサービスについて、ここでは人感センサー対応のサービスをメインに説明します。この人感センサーを活用したサービスは、孤独死の早期発見を行うために生まれたサービスです。また、このサービスの最大のメリットは、24時間365日切れ目なく見守りが出来る点にあります。また、離れて暮らすご家族も好きな時にお部屋の様子を確認できるのも魅力の一つとなっています。センサーなので、カメラと違い、十分プライバシーに配慮されたサービスとなっています。そして、何よりもセンサーがいつもと違うお部屋の動きを判断し、家族や運営会社のコールセンターにアラートを通知してくれます。そして、通知を受けたコールセンターでは、すぐに家族に代わり、安否確認や必要な場合は救急搬送要請代行まで行ってもらえます。このサービスは、単に機器だけの通知だけでなく、プラス人によるダブルの確認を行うことにより、誤報の少ないサービスとして大変喜ばれているサービスとなっています。そして、機器の接続は無線による接続方法が採用をされているため、設置が非常に簡単であることも魅力の一つとなっています。一方で、このサービスには、インターネット通信環境が必要となります。高齢者宅の場合、インターネットを敷設した家庭の比率は低いので、SIMルータなど別途サービスを契約しなければならないケースもあります。

人感センサー以外でのセンサーによる見守りは、施設や病院で主に使用されているケースが多く、そのほとんどが行動の把握と制限を行うために使用されています。その中でも、家庭で使用されているドアセンサーなどは、コストが安いので導入はしやすいですが、誤差が多く、人の手間(確認)が多くかかる場合があります。

 ※ 難しい手続きや工事が要らないインターネットサービス SIMルータレンタルはこちらから

3.3.オート電話・メールのメリット・デメリット

オート電話やメールの見守りサービスの最大のメリットは、コストが安い点にあります。ですから、手軽に導入することが出来ます。しかし、受け側である利用者が電話に出ない場合やメールの返信を行わない場合もあり、完全な安心感を提供するには限界があるということです。また、当然ながら緊急時対応はできませんし、決められた時間以外は見守りが出来ない点にあります。何よりも、通知を受けた見守り者が最終的な確認(連絡や訪問)を行わないと事実確認できないことが課題です。手軽に始められますが、その一方、家族の手を煩わせるサービスとなっているのが現状です。また、利用者によっては、毎日の電話対応やメールの返信が手間に感じられる場合もあるかもしれません。メールの確認を怠るといった問題や、高齢者がメールを使い慣れていない場合には適していないサービスかもしれません。

3.4.カメラ型のメリット・デメリット

カメラ型見守りサービスは、リアルタイムでの見守りが可能であり、高い安心感を提供します。カメラの映像を通して、安否確認や異変の早期発見などが可能です。センサー型と異なり映像による確認が可能であるため、どのような異変が起きたのかがわかるうえ、家族との会話も楽しめます。しかし、自宅にカメラを設置し、他人が映像を確認しているため、監視されることにストレスを感じる人には向いていません。また、緊急時の応答や駆けつけなどのサービスを利用する場合は、別途費用が必要です。プライバシーの問題があり、設置場所や利用方法には慎重な対応が必要です。また、機器代金や通信コストが高いことも考慮しなければなりません。

3.5.宅配型のメリット・デメリット

宅配型見守りサービスのメリットは、定期的な物品の提供と安否確認が同時に行える点です。しかし、毎日購入しない時や宅配スタッフが指定の時間にのみ自宅を訪問するため、緊急時の対応には不向きです。また、食事を宅配するスタッフは介護や食事に関する専門知識が少ない人も多く、高齢者の生活に関する専門的なサポートはあまり期待できません。加えて配達が遅れる場合や、訪問サービスの様に長い時間の対話が出来ないため、異常を見逃す可能性もあることを留意しなければなりません。

4.見守りサービスの選び方

4.1.自分たちのニーズに合ったサービスを選ぶためのポイント

見守りサービスを選ぶ際には、以下のポイントを考慮することが重要です。

  • ●高齢者の生活スタイルや健康状態に応じたサービスを選ぶこと
  • ●家族がどれだけ頻繁に訪問できるか、どの程度のサポートが必要か
  • ●予算(コスト)に応じた提供されるサービスの品質や信頼性(実績)の確認

4.2.見守りサービス導入のステップ

見守りサービスを導入する際の基本的なステップは以下の通りです。

まず、高齢者本人と家族がそれぞれに困っていることや不安に思っているニーズを洗い出します。次に、そのニーズにあったサービスの種類や内容を決め、ある程度の比較検討を行い、最適なサービスを選びます。実際、選んだサービスを申込み、しばらく使用してから、定期的な評価を行い、必要に応じて調整や変更を行い、より現状にあったサービスを受けられるよう改善していきます。

5.企業の見守りサービスをおすすめする理由

5.1.自分たちだけでは限界に

本来であれば、ひと昔前には日本で普通に見られた親と息子や娘世代との同居が望ましいですが、そうも行かないのが現実です。親の事情や子供の事情それぞれがあり、同居出来ない状況が多く存在します。一方で、本音の部分では、親は子供の世話になりたくないが、万が一の時を考えると不安に思っている。そして、子供世代も、もし親に何かあったらと不安を感じながら、健康に長生きを願っている。そのお互いの思いを解決してくれる一つの方法が、企業が提供する見守りサービスを利用することです。外部の見守りサービスを利用することで、親世代子世代それぞれの肉体的・精神的負担を軽減し、専門スタッフによるサポートやサービスの利便性を受けられるため、ある程度の問題解決につながるからです。

5.2.利用することで得られる安心感

企業の見守りサービスを利用することで、高齢者だけでなく、その家族も安心感を得ることができます。プロフェッショナルなサポートが受けられるため、緊急時の対応や日常のサポートが確実に行われます。また、定期的な報告や相談が可能なため、家族も状況を把握しやすくなります。これにより、遠方に住んでいても安心して高齢者を見守ることができます。

【おわりに】 上記の通り見守りサービスについて、いろんな種類のサービスをご紹介しました。今の生活環境及び心身の状態を十分確認し、それに合った企業のサービスを選び、QOL向上を目指し、毎日をより質の高い暮らしに繋がるようしましょう

 ※ 個人の方へ(自分の親の見守り)

https://www.kizuna-one.jp

     賃貸物件オーナー様へ(孤独死の早期発見ツール)